時を超える贈り物

うーん、いいことばがないかなあ。・・・

グローバル・ベーシック・インカムなんて横文字ことばよりは、人類遺産年金がいい。

なぜか?

 

生涯にわたって、一定のインカム(所得)への権利を持つということは、実は、それだけの利子がつく貯金があるのと同じことだ。

ベーシック・インカムの導入を!・・・と叫ぶことは、それだけの大金をよこせ!と叫ぶことだ。

だから、多くの人は、思う。そんなお金なんかない。財源がありません。

 

はたしてそうか?

金融関係の本、論文、ニュース、どこを見ても、金あまりの話ばかり。・・・そうそう、あるところにはあって、しかもどんどん増えている。

ほんとうにそんなところにあって、いいのかな。あるべきところは、別の所ではないですか?

そう思って、多国籍企業、多国籍金融機関、その株主、特にオーナーたちのことを勉強して、論文に書いてきました。(近いうちにまとめて本にしますが、ここにもその原稿を載せておきます。)

 

地球をまたにかけて活動する企業(多国籍企業)の株式の過半数の所有権は、人類遺産として、人類遺産持株会社が所有する、とする。新しいその持株会社の株主は、人類ひとりひとりがなる。生得権であり、譲渡できない株として、生まれて、死ぬまで、一人一株を持つ。

人類遺産持株会社の手元には、全世界の多国籍企業株の配当の過半数が入って配当収入になる。持株会社は、その配当収入を財源として、全人類ひとりひとりに、それぞれの地域で生存可能水準の金額を配当として、ベーシック・インカムとして配る。

ざっと計算してみると、そんな持株会社を作れば、その配当収入は、十分に、全人類のベーシック・インカムの財源になる。

 

日本のほとんどの年金をはじめ、、世界中で積み立てられた年金のための拠出金は、多くは株式などに投資されている。

だから、人類遺産持株会社が株式投資の配当収益から配るお金は、ベーシック・インカムというより、年金、といったほうがいい。

ただし、多国籍企業の株式の過半数を人類遺産としてその会社に移管(相続回復!)して、後世に残すのだから、人類遺産年金、といったほうがいい。

 

うーん、それでも固い。・・・時を超える贈り物、というのはどうかな?

来年の夏には、のびのびになっている新しい本を出します。遅れてしまって、ほんとうにもうしわけないのですが、どうか、ご期待ください!

 

 

 

 

 

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