ポルトガルの海

ベーシック・インカムの国際学会がリスボンであった。

初日の会場、国会議事堂からは海は見えない。

2日目以後の会場のリスボン大学経済経営学部キャンパスから海が見える。正確に言えば河口であって、海ではない。しかし、海につながる河だ。

学会に国会副議長が出て来てあいさつし、私たちも国会議員の座るふかふかの椅子で報告を聞いた。

遺跡のような建物を取り込んだリスボン大学キャンパスで、多国籍企業の株式資本の51%を人類遺産として国際基金に入れて、配当収益から全世界にベーシック・インカムを、という報告をした。

出席したたいていの分科会で、財源の話が出ると、発言した。「卵ではなくて、鶏をねらいましょう! 多国籍企業という金の卵を産む鶏を、しっかり囲い込んで、育てましょう。お金がないから、ベーシック・インカムはおしまい、なんてことにならないように。」と。

パラパラと拍手もおこったりしたが、ほとんどの参加者は、自分の国で法律を通す、そのための政治に夢中だ。とはいえ、全世界の飢餓や貧困をなくすためにベーシック・インカムを、という複数の団体の活動家も参加して熱い報告をした。・・・そして閉会式で熱い握手をした。

とっくに完成出版のはずの私の本『グローバル・ベーシック・インカムの射程』の仕上げに手間取って、このままでは、来年になりそうだ。グローバル・ベーシック・インカム研究会も開店休業、このサイトもほとんど手当てできずないまま。・・・どうか、もう少し、お待ちください。きっと、いいものにしますから。

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