伊那の村から

4月初め、東京多摩の満開の桜を後に、咲き始めの長野県上伊那郡中川村を訪れた。・・・4月半ば、すっかり散ってしまった多摩の桜を後に、満開の中川村と隣の下伊那郡大鹿村を訪れた。

ベーシック・インカムで過疎地振興を!と発信してきた多忙な中川村村長さんとは、このたびはいずれも会えずじまいだったが、農家民宿や温泉宿に泊まって、宿の主人やその家人、友人たちとたくさん話をした。

「毎月1万円でもいいよ。いや、5千円でもいい。とにかく、毎月決まって現金が入ってくるっていうのはいい。とりあえずためておいて、何か面白いことに使おう、っていうことになるな。・・・村はずっとおもしろくなるよ。それは。」

いわゆるIターンの村への移住者たちと組んで、いろいろおもしろい活動をやっている村出身の農家民宿の主人ならではの感想。大乗り気でいろいろな人と合わせてくれた。・・・なんだか、村人の間から、そんな政策導入を求める動きが出てきそうなほど。

もちろん、村の財政は、そんなに甘くはないのだが、「とりあえず5000円ならなんとかならないかな。」と村議さん。・・・使い道の縛りがあるいろんな予算をかき集めて、過疎対策のコミュニティ振興政策としては世界初の試み、となれば、大義名分も立つかな、とも。

なんだか、おもしろくなってきた。

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